杉原厚子さん

応援メッセージ

動画の中のコメント
原発を、なぜ反対するかというと、白木に原発ができまして、ここへ住民たちは住んでおりますけれども、そこを管理する人達、社員の人達は、10キロ以上離れたところに社宅があって、そこへ住んでいて、そして毎日バスにのって原電まで通ってます。それがどうもおかしくて仕方が無いんです。誰でも工場があればそこに社宅が建って管理するはずですのに、原発だけは社宅が遠いところにあるということが、一番私が反対する理由になってます。
なんてったって、原発のあるところは危ないという風に考えてますから、それで社員たちも遠い所を通っているんだろうと思います。無駄な話です。毎日毎日ガソリンを使って、そしてしかも60キロ以上出させないで、ゆっくり通っておるんです、たくさんの人達が。
原発は800人通ってます。そして正社員は300人、下請けの下請けの達が500人、こんな無駄なことはしないでほしいなぁといつも考えてます。
そして行ってる人達も、そんなに元気が無いんです。気の毒ですけども。
有る人は、わしゃな、原発やめたらな、反対運動にまわるで って言うひとさえももおるらしいですし、それから原発が危なくても、一生懸命ならんでええ。なんでってさ、一生懸命になれんのや、っていうんです。だから事故が続出しておりますし、検査もしっかりしていないらしいです。
あれはなんとかしなければ、税金の無駄使いだと思います。

応援メッセージ全文
敦賀のもんじゅから10キロくらい、関西電力から6キロくらいのところに住んでおります。
前の家を見ても原電に勤めている。左の家を見ても原電の皿洗いに行っている。右の家を見ると原電の偉い人が住んでいる。後ろの方は関電に勤めている。そういう状態のところにいます。

毎日毎日もんじゅに行くバスが人を乗せて走っていきます。もんじゅは1日2000万使っているそうです。(※正確な金額についてはページ最下のリンクをご覧ください)
13年間、朝起きると、ああまた2000万円消えるのかなぁと気が滅入ってしまいます。2000万あったらなぁ、村おこしが出来るのに、どこそこのところを助けてあげられるのにとういようなことばかり考えております。

私は元教員をやっておりまして、障害児を担当しておりましたんで、少しだけ知恵が遅れてる子なんですけれども、この前、私の教え子が来まして「金貸してくれ」って言うてきたんです。

「どうして?どこ行っとるの」
「うん、原電勤めとる。3分、3分。3分・・」
「何が3分や」ちゅうたら、
「3分働けばええんや」ちゅうんです。
「あとはどうするんや」ったら
「待機しちょるんや」ちゅうんです。
「3分何しとるんや」ちゅうたら
「ネジってなもんを絞めるだけや」っていうんです。
そんで、「いくらもろうとるんの」って聞いたら
「1万円」。
「1万円もろうとったら十分やろ」
「そんなことねぇよ、赤ちゃんの(自分の子供の)ミルク買うんや」
「ええっ、ミルク買うお金無いの」
「そうや困っとるんや、金貸してくれや」
「いくら?」
「1万円」

そりゃまぁ、すぐにパチンコ行くんでしょうけども、とにかく顔色がですね、鉛色してるんです。
もう気の毒になりまして、「とにかく、何か栄養あるもの食べてね」ちゅうて5千円貸しました。

明くる日ですね、また違う子が来ました。また「先生金貸してくれ」って。
「何でっ」って言ったら
「ぼくな、もう一杯な」っちゅうんです。何が一杯って、放射能が一杯らしいんですね。そして
「もう20年勤めとって、大飯から高浜からずうっと行って、もう誰も使うてくれへんもん」
「どうするの」ったら
「母ちゃんとぼく、生活費が欲しいんや」
「生活費を?いくら先生でもなぁ、生活費はようあげれんわ、勘弁しておくれ、頼むわ」

またそれを貸したらですね、また明くる日、違う子が来るに違いないと思いますから、いくらなんでも。気の毒でしょうがないんです。やっぱり顔色が鉛色なんです。

前の子はですね、お腹を抑えてました。「ぼく、ここえれえんじゃ」ってゆうてました。肝臓のあたりですね。
次の子は「どこがえらいの?」って聞いたら「ここや」ちゅうんです。甲状腺らしいのですね。

ああーっ、気の毒や。どうしよう、どうしよう、と思いましたけども、それだけは、生活費はとても貸せれませんので、「勘弁して頂戴、頼むわ」ちゅうて、悲しくなりました。もうじき命が終うのか、病気になるんじゃろうって思いますけど、悲しくて悲しくて、その晩は寝られませんでした。

また別の子はですね、「大工しとったんじゃけどな、大工なんて馬鹿らしくてやれるかい。それよりも原電行ったほうが、ようけもらえるやないけ。ううん、ビール飲めるやろ、その方がいいもん」そして、毎日どんな仕事をしているか知りませんけれど、ビールを飲んどったらしいんです。そしてこの間聞いたら、ガンで死んだという話を聞きました。お母さんは悲観して自殺をしたという話も聞きました。

とにかく、悲しくて悲しくてたまらんような話をこのごろ聞くんです。ほんとに、原電っていうのはですね、そりゃ大金持ちになった家もありますよ。私の教えた子、鉄工所の人は、ものすごく繁盛しとるらしいですし、ガラス屋はガラス屋で大金持ちになったらしいですし、植木屋は植木屋で良くなったらしいですし、そんな話はちょいちょい聞きます。

大工によりますと、「この体育館直してくれと原電がゆうたから、直そうと思うんやけど、どこ直していいかわからんやけどな、3倍もくれるさけ、行ってきたんや」って言うんです。

そういう景気のいい話もありますし、さっきのような話やらなんやらですね、ほんとに悲しいやら、嬉しいやら、なんとも言われん気持ちです。んで、勤めてる人らにしますと、危ないから原電はいらん、でも、やっぱりカネが欲しい。目先のカネがほしいって言うのが、市長も、知事も、本音らしい、です。

本当に、原電っていうのは、人間をだめにするんだなぁって気持ちになります。でも、やっぱり赤字のですね、市町村を聞きますと、まだましかなっていう気もしますし、立派な公民館がいっぱい建ってます。そんなのを見るとですね、ああ、どっちかなあって気もしますけど、そんなもん要らん、ボロボロでもいいさけ、こんな悲しい目に遭わんほうがいいかなぁっていう気もします。
ま、そんなことで私はたいへん苦しんでいます。

元養護学級教師 杉原厚子

(2008年9月2日 原子力行政を問い直す宗教者の会 敦賀全国集会より 本人の発言から一部抜粋/編集した記事です。)

※平成26年度 原子力関係経費 総表
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2014/siryo10/siryo1.pdf
※もんじゅ及び関連の研究開発予算の削減を求める陳情(財務省)
http://www.peace-forum.com/gensuikin/seimei/130927c01.html

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